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第4回いわて銀河100Kチャレンジマラソン   6月8日(日) 晴 27℃
サ ブ 1 0 奮 闘 記  9時間55分1秒 36位/194人 完走率57% 菅原孝一 記  

  いわて銀河100kマラソン、4回目の挑戦。過去3回10:44分、同37分、同12分と サブ10の夢は達成できずにいたが、今回は絶対達成する!できる!と、強い心で挑んだ大会だった。
 開催が5月から6月になったので気温の上昇を心配したが、やはり当日は晴天で27℃とウルトラを走るには、かなりの日差しになってしまった。しかし、そんな事もあろうかと今回は前もって準備しておいたスダレ付き帽子を被っての出走となった。これは正解だった。
 午前4時北上陸上競技場スタート。空はコバルトブルーに晴れ上がり日中の日差しの強さを心配させたが、早朝のうちは気温も低く気持のよい走り出しになった。脱水を心配し水分を取り過ぎていて、早くも10k手前で一回の目のトイレ。10k/55分タイマーを見なくても予定通りのペース。10k過ぎから20kまで100mほどのUP・DOWNがあるが、瀬美温泉を左手に見てしばらくすると20k/1:49分、ペースの狂いはない。しかし、今回はやけにトイレが近い感じ。二回目先が思いやられる。  秋田道北上西インター付近の袴線橋を越え、花巻に入りまもなく30k/2:45分。これまでの道のりは民家も車通りも少なく寂しいコースで、ほぼ5kごとにある給水所での応援が励みだった。温泉郷に入り時間も午前6時〜7時になり人や車も徐々に多くなって車からの声援も多く、力付けられる。  40k/3:41分、花巻渡り温泉を越えどんどん勾配がきつくなり、鉛温泉スキー場を過ぎると豊沢ダムまでの急な登り。ペースも思うにまかせないが、ピッチをきざみ50k/4:44分。この10kが1:02分と5〜6分ほどペースを下げてしまうが、想定内のタイム。そして、52k過ぎから57k過ぎの5kほど連続する230m登る坂と3ヶ所のトンネル。特にピークにある2k弱の暗くて寒いトンネルは、化け物が出そうなこのウルトラコース高低差450mの最高地点。身も心も冷え切って三回目のトイレ。やっとトンネルを出てまもなく60k/5:47分。この10kが一番ペースが下がって1:03分強。それでも貯金が13分あるので、残り40kを4:13分以内で走りきればサブ10の夢も叶う事になる。  しかし、後半7〜80kが本当の闘いになる。午前10時頃になると日差しが強くなり、バケツの水を頭からかぶり必死の形相でサブ10を目指し走る。66kのレストステーションでエネルギーゼリーとアミノ酸を補給して、豚汁は時間がもったいないので今回はパス。  そして70k/6:49分、この辺からコースは再び山中へ入る。人家も車もなくなり、ランナーもバラケて山の中でただ一人、足の疲労と暑さと闘い走る気持はただ一つ、サブ10達成の夢だけ。『サブ10、サブ10』と呪文のように繰り返し走り続ける。80k/7:49分、後20k。過去100k中一番の安定した走りと確実な貯金がある。サブ10もこの後の走り次第で叶う予感がする。こんな状況になると集中力も増し、足や腰の痛みも高揚感のせいでごまかせる。90k/8:52分、後10k。90.7kの給水所のおいしいお汁粉も、サブ10の前ではかすんでしまう。パスして最後の難関95k手前の500m続く坂。ここは意地で走り通す。 俺って強いと自分を褒める。95k/9:23分、最後の給水所95.8kには雫石マスターズの走友高橋孝司さんが、毎年声をかけて力付けてくれる。『おっ、菅原さん早いね、サブ10だね、すごいすごい。』…返事の声が上ずって震えてしまう。暑さのため頭のてっぺんからシューズの先までバケツの水を2〜3回サブザブかけ、水を滴らせて残り4k。力を振り絞り競技場が見えてきた。浅沼さんと初江さんが応援にかけつけてくれ、ゴールでカメラを構えて待っていてくれる。ゴールテープにサブ10を表し両手の指10本を広げゴール。9時間55分01秒。4年越しの努力と夢が叶った瞬間だ!バンザイ!!

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